現代のミュージック・クリエーターに送るローランド史上もっともパワフルなリズムマシン、Roland「TR-1000」リリースです。
TR-1000
ローランドを代表する歴代リズム・マシンを継承したTR-1000 Rhythm Creatorは、アナログの温かさ、デジタルの緻密さ、自在なサンプリングを融合し、ジャンルを超えたパワフルな楽器へと進化しました。定番のワークフローに現代的なサウンド・デザインが組み合わさったTR-1000は、まさに次代の音楽をカタチにするための一台です。未来は、触れた手の中に – Tomorrow Returns。
Roland TR-1000 Rhythm Creator:知っておきたい知識と活用法
TR-1000 Rhythm Creatorは、ローランド史上最も進化したリズム・マシンです。影響力のあるアーティストやコミュニティからのフィードバックをもとにゼロから設計され、アナログの温かみ、デジタルの緻密さ、ステレオ・サンプリング、そして高度なシーケンス機能をひとつの現代的な楽器に融合しています。まさにプロデューサー、パフォーマー、サウンド・デザイナーのために生み出されたリズム・マシンとなりました。
Roland TR-1000 Rhythm Creator : Kuniyuki パフォーマンス
世界が注目するサウンドクリエイター、Kuniyuki Takahashiが、TR-1000 Rhythm Creatorの真価を解き放つ!深い音楽性とジャンルを超えた独創性で知られる彼が、ニュアンスや質感、そしてソウルを込めて、次世代のリズム・マシンを活かしてビートを奏でます。
Roland TR-1000 Rhythm Creator : Kaitlyn Aurelia Smith パフォーマンス
独創的な作曲家でありモジュラー・シンセのアーティスト、Kaitlyn Aurelia SmithがTR-1000 Rhythm Creatorの可能性を解き放つサウンド・ジャーニー。このパフォーマンスでは、独自のサンプルや幻想的なサウンドスケープ、そしてTRシリーズならではのサウンドを融合し、リズムと音の新境地を切り開きます。
Roland TR-1000 Rhythm Creator : Egyptian Lover パフォーマンス
エレクトロの先駆者である Egyptian LoverがTR-1000 Rhythm Creatorを操り、唯一無二のグルーヴを披露。クラシックなビート、未来的なリズム、そしてあのウェスト・コーストのエナジーを融合させた圧巻のパフォーマンスにご注目ください。
未来の音のカタチ
TR-1000は、スタンダードなサウンドからエクスペリメンタルなものまで、あらゆるドラム・サウンドを網羅します。アナログ、デジタル、サンプリングによる高品位な音源と進化した音作り、レイヤー・トラック構造によって、音色の着想から創造、そしてパフォーマンスまで、いつまでも惹きつけてやみません。
ローランド・アナログを再構築
TR-1000はローランドとして約40年ぶりとなる、純粋なアナログ音源を搭載したリズム・マシンです。TR-808とTR-909から厳選した16の回路は、オリジナルの設計に基づきながら、入念なエンジニアリングと厳選した現代のコンポーネントで忠実に再現しました。ヴィンテージの心臓部にさらなる手を施したこのエンジンは、新しいパラメーターによる操作と広いダイナミック・レンジでいっそうブーストされた、本物のアナログTRサウンドをもたらします。
新たな音作りの可能性
TR-1000はアナログに加えて、ローランドの最新技術による強力なデジタル・サウンド・エンジンも備えます。独自のACB(Analog Circuit Behavior)技術により、サーキットベントが施された21種類の8xと9xモデルを含む、高精度なアナログ・エミュレーションを実現。新しく追加されたパラメーターで808や909の音作りをすれば、従来のアナログの枠を超えたサウンドが楽しめます。さらにFMパーカッション、バーチャル・アナログ波形、膨大なPCMサンプル・ライブラリも搭載し、新しいデジタル表現と音の探求を叶えます。
充実のサンプリング機能
これまでTRシリーズは、数々の電子音楽ジャンルの礎を築いてきました。TR-1000では、デジタル・サンプリングとの融合で、その可能性をさらに広げます。ステレオ・サンプリング、リサンプリング、BPM同期、シームレスなタイムストレッチ、非破壊スライス編集など、高度なサンプル・ツールがワークフローに統合されています。64GBの内蔵ストレージには、厳選された2,000種以上のサンプルが含まれます。サンプリングや編集、外部からのサンプル・インポートなどが快適に行えるよう、46GBのユーザー・エリアを確保しています。
アナログ&デジタル・エフェクト
直感的な操作でサウンドを洗練、変化させる豊富なエフェクトを搭載。ローランドのクラシックな回路に触発されて新開発されたアナログ・フィルターに加えて、サチュレーションによってパンチを与えるアナログ・ドライブも装備。クラッシャー、フィルター、アイソレーター、サチュレーター、フランジャーなど定番のデジタル・エフェクトでいっそう彩りを加えます。トラックごとのリバーブ/ディレイ・センドでサウンドを補強したのち、選べるマスター・エフェクトでさらなるフレイバーや動きを加えられます。
より深いサウンド・デザイン
TR-1000は、トラックごとに音作りが行えるパワフルなインライン処理で、個性的かつダイナミックなリズム・サウンドを簡単に作成できます。サウンド・ジェネレーターの後段には、コンプレッサー、マルチモード・フィルターもしくは4バンドEQ、アンプ・エンベロープが含まれます。さらにトラックFX、内部サイドチェイン、出力ルーティング設定、ターゲットを3つ指定できるLFOも完備。特に、4つの専用トラックでは、サウンド・ジェネレーターを2つ同時に重ねることができるほか、同一トラック内でそれぞれ個別のステップを打ち込むことも可能です。

さらに進化したシーケンサー
TR-1000のシーケンサーは、従来のTRスタイルのワークフローをより直感的で柔軟にすることで、一層進化しました。豊富なパターンツール、表現力を広げるコントロール、細やかなタイミング設定を活かして、リアルタイムに素早く打ち込みながら、その演奏に没頭できます。
ジャストも揺らぎも、思いのまま
タイトなテクノ・パターンから、ルーズで崩したフィールまで、躍動感あふれるシーケンスをプログラムすることができます。定番のTR-RECステップ入力、リアルタイム録音、新しいオフグリッド設定で、グルーヴのポケットを自在に調整。柔軟な入力モードにより、理想のフィールを追求し、ステップ単位でタイミングを微調整できます。
ダイナミックなパターン操作
プレイを進めながらパターンを直感的にプログラミングすることができます。モーション・レコーディングを使えば、パラメーターの変更をリアルタイムでキャプチャし、モジュレーションや音の動きを再現します。各トラックの進行方向を、順方向、逆方向、ランダムなど自由に設定可能。ステップごとに出音するサイクルや確率を指定して、変化と驚きを演出できます。
クオンタイズ
機械的なリズムから人間味のあるグルーヴまで、あなたの演奏する個性的なタイミングを再現します。クオンタイズ機能をオンにすればタイトに仕上げ、オフにすれば自然なリズムを捉えます。トラックごとにシャッフルの深さを変えてスイングさせたり、再生タイミングをずらしたりすることで、瞬時に新しいフィールを生み出せます。
シームレスな同期
スタジオやライブのセットアップではTR-1000を中心に組み込むことも可能。豊富な接続オプションで、Eurorackモジュール、ヴィンテージ機材、DAWとの同期もシンプルになります。
ソング・モード
TR-1000には、複雑なアレンジをハンズフリーで再生できるソング・モードを搭載。パターンやバリエーションを自由に繋げて、セクションを繰り返し、フル・トラックを簡単に構築。複数の楽器を用いるパフォーマンスや、歌手、ハイブリッド・パフォーマーにも新たな自由をもたらします。

触れて創造する楽しみ
TR-1000は演奏に配慮した設計です。自由なレイアウトと豊富な操作子により、パフォーマンスの際に、細部へ瞬時にアクセスすることが出来ます。
楽器としてのインターフェース
TR-1000の操作パネルは、音の探求とリアルタイムに創造する楽しさを追求した結果です。グリップしやすいノブと、滑らかで応答性の高いフェーダーは、音量調整、エフェクト、トランジションを精密にコントロールできます。
ステップ・キー
耐久性の高いRGBライト付のステップ・キーは、打ち込みやサウンド・コントロールなどその時々で機能が変化します。TR-RECステップ入力、リアルタイム演奏、16段階ベロシティによるダイナミクス、サンプル・スライスなど、さまざまな用途に対応します。
モーフィング操作
新開発のMORPHスライダーはTRに新たな表現をもたらします。さまざまなパラメーターをこのスライダーに割り当てると、大胆なマクロ操作となって滑らかに音が移り変わり、劇的な変化をシンプルな操作で実現します。パターンごとにそれぞれモーフィングを用意すれば、その瞬間に、全く異なる効果を瞬時に呼び出すことが出来ます。
スナップショット
新機能のスナップショットはステップ・ボタンを押すたびに、任意のノブ位置を即座に呼び出して演奏することが可能。トラックごとに最大16個のスナップショットを設定し、サウンド、エフェクト、ミックス・レベルの切り替えをワンタッチで行えます。

接続性
コンピューターとのハイブリッド・セットアップ、モジュラー・セッションや現代的なスタジオなどへ、シームレスに組み合わせることが可能です。拡張性の高いI/Oとルーティングの柔軟性を備え、あらゆる制作・演奏環境に対応します。
プロ仕様のI/O
TR-1000はメイン・ステレオ出力、アナログFX出力に加え、インディビジュアル・オーディオ出力もしくはアナログ・トリガー出力として機能する10の出力端子も装備。また、独立したトリガー入・出力、フィルターCV入力、クロック出力、サンプリングやTRエフェクトのためにデュアル・モノ/ステレオ入力も備えます。さらにフロントパネルには独立してレベル調整可能なヘッドホン・ジャックを備え、モニタリングも簡単に行えます。
USB、MIDI、DINシンク
TR-1000はマルチチャンネルUSB-Cオーディオ・MIDIインターフェースとして機能し、お好みのコンピューターと接続可能です。USBデバイス・ポートでは、システム・バックアップ/リストア、WAVオーディオのインポート/エクスポートのためのフラッシュ・ドライブ接続に加え、Roland A-49やA-PROシリーズなどのUSB MIDIコントローラーをサポート。これらの包括的なMIDI入出力に加え、MIDI以前のシンセやリズム・マシンと同期するためのDINシンクも装備します。
TR-1000 App
TR-1000 App はスタンドアロンのエディター/ライブラリアンです。これを使えば、普段音楽制作で利用しているWindows、Mac の大きな画面を活かしてリアルタイムにサウンドを操作したり、作成したコレクションを整理するライブラリアンとしても便利です。
長く付き添えるパートナー
TR-1000 は、将来を見据えたアーキテクチャを採用しました。長きにわたって創作活動のパートナーとしてご利用いただけるよう、これからも進化する余地を秘めています。
アーティストの声を反映
Rolandのエンジニアが生み出した歴代のTRシリーズは、リズム・イノベーションの礎となりました。しかし、それを真に輝かせたのはアーティストの皆さまです。TR-1000では、現代のプロデューサーやパフォーマーと密に連携し、実際の制作現場に根ざした機能とワークフローを構築しました。
高い信頼性
TR-808やTR-909は、40年以上経った今も現役で使用され続けています。TR-1000も同様に、長期使用を前提に設計されており、高品質なアルミ・パネル、スチール・シャーシ、厳選されたコンポーネントを採用。ユニバーサル電源とファンレスの熱設計により、静かで効率的な動作を実現し、制作やライブのあらゆる場面で安定したパフォーマンスを提供します。
アップデート可能なプラットフォーム
TR-1000は強力なDSPを用いており、そのファームウェアはアップデート可能となっています。将来のさらなるサウンド・エンジンや新機能、システム・アップデートなどをサポートできるよう、より長くご利用いただけることを目指して設計されています。
通常330,000円となっています。※発売は10月11日予定です。