Steinbergが誇るバーチャルアナログシンセサイザーの名機、Steinberg Retrologue 2レビュー【第3回】

ベーシックで使いやすく、質の高いシンセサイザー、Steinberg Retrologue 2の連載第3回目です。

前回の記事はこちら。

参考記事:Steinbergが誇るバーチャルアナログシンセサイザーの名機、Steinberg Retrologue 2レビュー【第1回】

参考記事:Steinbergが誇るバーチャルアナログシンセサイザーの名機、Steinberg Retrologue 2レビュー【第2回】

今回は、実戦・応用編として、プリセットの中身や、音作りに迫っていきたいと思います。

柔軟で直観的な操作性を備えたバーチャルアナログシンセサイザー、STEINBERG「Retrologue 2」が80%OFF!

Steinberg Retrologue 2

Retrologue 2

Retrologue 2には、非常に実用的なサウンドを中心としたプリセットが1175種類用意されています。

Bassは、アナログシンセらしいシンプルなベースであれば、ほぼプリセットでまかなえると言って良いでしょう。

エンベロープとエフェクトを調整するだけで、求めるサウンドに短時間で辿り着ける確率は非常に高いなと。

Leadは、有名な曲で聴いたことがあるようなサウンドもありますが、いくつかは主役を張れるようなものも。

Padは、音の壁を作るのに重宝するベーシックなアナログストリングスや、クワイア系、デチューンを聴かせたEDM系の音色まで揃っており、良い意味で薄く馴染むものが多い印象です。

シンプルで使いやすいベル系音色

個人的に最も気に入っているのがベル。プリセットのまんまで即戦力になるものが複数あります。

2種類のオシレーターを掛け合わせる「cross」や、リングモジュレーターが非常に良い働きをしていて、温かみがありつつもクリアで煌びやかなクリスタル系音色を鳴らすことができるんですよね。

この質感は、サンプリングでは出せないナチュラルさなので、選択肢として持っておきたいところ。

キラキラし過ぎておらず、特定のジャンルに寄せすぎていない馴染みの良さがあり、アタックは感じられるものの、倍音が出過ぎていないのでクセがありません。

ポップスであれば、軽いアクセントにも使えるし、際立たせたい場合はレイヤーすることで、メインとして前に押し出すことも可能です。

EDMやダンスミュージックでも、アルペジオやさりげなく散りばめても邪魔にならないので、使い所に困らないベル、そんな印象。

簡単エディットで磨きがかかる

パッド音色は、上にも書いた通り戦力になるものがいくつか収録されていますが、簡単にエディットをするだけで更に幅が広がります。

動画内では、アナログシンセらしいストリングス系の音色をチョイスして、広がりのある幻想的な柔らかい雰囲気にしてみました。

フィルターのエンベロープとカットオフ、レゾナンス、デチューンを調整し、内蔵エフェクトのリバーブをONにしただけで、ガラッと雰囲気が変わりますよね。

シンセサイザーよくわからない、という方もそれほど難しくないので直感的に音作りが可能です。

Retrologue 2の基本を押さえたベーシックな配列と機能は、シンセサイザーの基礎を勉強するにも非常に良いので、他のシンセサイザーを操作するときにもきっと役に立つはず。

さいごに

汎用性が高いアナログシンセとして、優等生なサウンドが欲しいという方に強くオススメできるシンセサイザーです。

馴染みの良いサウンドから激しい音作りまで幅広くカバーしますが、クセ強過ぎないという部分がRetrologue 2の大きな魅力。

繰り返しになりますが、プリセットに即戦力となるものが多いため、まずはイメージに近い音色を選び、楽曲に馴染むよう微調整をする。

あえて大きく変えない勇気を持つのも、Retrologue 2の有効な使い方ではないかと。

音作りの自由度はありつつ、生成される波形の質の高さと、搭載されている高品質なプリセットを主体に使っていく、そんな贅沢な使い方が成立するシンセサイザー。

また、素の波形から音作りを進めた場合でも、基礎となる波形の品質が高く、安心して作り込める点も補足しておきます。

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