Steinbergが誇るバーチャルアナログシンセサイザーの名機、Steinberg Retrologue 2レビュー【第4回】

ベーシックで使いやすく、質の高いシンセサイザー、Steinberg Retrologue 2の連載第4回目(最終回)です。

前回の記事はこちら。

参考記事:Steinbergが誇るバーチャルアナログシンセサイザーの名機、Steinberg Retrologue 2レビュー【第1回】

参考記事:Steinbergが誇るバーチャルアナログシンセサイザーの名機、Steinberg Retrologue 2レビュー【第2回】

参考記事:Steinbergが誇るバーチャルアナログシンセサイザーの名機、Steinberg Retrologue 2レビュー【第3回】

最終回である今回は、Steinberg内でのRetrologue 2の立ち位置、他社シンセとの比較などをおこなっていきます。

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Steinberg Retrologue 2

Retrologue 2の立ち位置

Steinbergには、様々なシンセサイザー、音源のラインナップがありますが、Retrologue 2はこれまでレビューでもお伝えしてきたとおり「ベーシックで使いやすい音色」を得意としているため、シンセサイザー音色が欲しい場合、特にアナログシンセ系が欲しい場合にまず立ち上げる音源です。

総合音源のHALionでも同じようなサウンドは得ることができますが、Retrologue 2の方がほとんどの場面において効率が良いのかなと。

良い意味でできることが少なく、負荷が軽いので、サクサクとイメージをカタチにすることに向いているんですよね。

なので、アナログシンセ音色はRetrologue 2、FM音源系はFM Labに任せてしまえば、それぞれが良さを出し合えるので、シンセサイザー音色に困ることは少ないのかなと。

それでも他のサウンドが欲しい場合には、Padshopや、HALionなどの選択肢、というのがスムーズではないでしょうか。

プリセットは、1175種類用意されているので必要十分ですが、さらにプリセットを増やしたい場合は別売りのライブラリも用意されています。

アナログサウンドをさらに味わい尽くせる「Vintage Classics」をはじめ、現代のサウンドにもマッチする拡張パックをチェックしてみてください。

Steinberg公式サイト:Retrologue Expansions

他社製品との比較

Retrologue 2は、尖った個性を持ったシンセサイザーというよりは、汎用性が高く、実用性に富んだ音源です。

イメージを素早く形にする、実用的なプリセットが多い、CPU負荷が軽いなど、他と違う個性というよりは、音源として欠点が少ないんですよね。

強烈なキャラクターを持つ製品と比較すると、一見地味に感じる方もいるかもしれませんが、長い目で見ると「結局一番使っているシンセ」の座に君臨する可能性が非常に高いと思います。

もちろん音作り次第では、かなり尖ったサウンドや、個性的な演出ももちろん可能ですが、それよりは王道な使用方法の方が向いている、そんな印象。

オシレーターは馴染みやすいMoogライクなツマミを模しており、アンプとフィルターのエンベロープはスライダー式という、Sylenth1やSynthMaster Oneなどにも採用されている、視覚的にも操作的にも優れた分かりやすいデザインです。

Serum 2やAvenger 2などは、エンベロープひとつとっても、いくつもの階層に分かれていたりして、複雑な音作りができる一方で、シンプルな音作りを目的とした場合、直感的とは言えない部分もあるんですよね。

Retrologue 2は、メインのインターフェイス、アルペジエーター、エフェクトの三画面で非常にシンプルで分かりやすいです。

こんな人にオススメ

ここまで様々な角度からRetrologue 2を見てきましたが、次のような方には特にオススメできるシンセサイザーです。

  • 一般的なアナログシンセらしいサウンドが欲しい
  • プリセットをベースに、微調整する程度の音作りがしたい
  • イメージを素早く形にしたい
  • CPU負荷の軽い音源を使いたい
  • アナログシンセの基本を学んでみたい

シンセサイザーを持っていない方や、フリー音源のみで制作をしてきた方のはじめの1台としてはもちろん、いわゆる”強いシンセ”を導入してみたものの、少し持て余してしまっている方が、シンプルなアナログシンセに立ち返る目的で使うのも良い選択だと感じます。

扱いやすさと音質のバランスが良く、無理なく制作に組み込めるシンセサイザーと言えるでしょう。

さいごに

全四回にわたり、Steinberg Retrologue 2についてレビューをさせていただきましたが、改めて非常に使いやすく、完成度が高い製品だなと改めて実感しました。

Cubaseユーザー以外の方にも、是非Retrologue 2を使ってみて欲しいです。

ではでは。

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