【無料で使えるDAW】UADが革新するAI搭載の音楽を楽しむDAW、Universal Audio LUNA 2レビュー

Universal AudioがリリースするDAW、LUNAが2.0になりました!

新しいDAWということもあり、「無料版があることは知っている」「そもそもLUNAって何だ?」という認識の方も多いかと思います。

そんなLUNA、一言でいうなら「音楽を楽しむ」DAW。

音楽制作、ライブ、セッション、それからポッドキャストも!

音楽に関するあらゆるコンテンツを「楽しく」作れる工夫に満ちています。

その一端をご紹介していきます。

関連記事:【無料】アナログスタジオの圧倒的なサウンドとAI搭載ツールによる簡単なレコーディングを実現する無料DAW、Universal Audio「LUNA 2.0」無償配布開始!

関連記事:Universal Audio ソフトウェア国内代理店がメディアインテグレーションへ移管!10月28日以降に「LUNA PRO 2」を国内購入すると豪華特典が手に入る!

LUNA 2

 

まずはLUNAの基本的な特徴をおさらい!

  • 無料のDAW
  • 無料でもトラック数無制限
  • 無料でもVST、ARAに対応
  • 無料でもシンセが付属、曲作りも完結可能
  • UA製オーディオインターフェースとの高度な連携

ここに、有料で様々な機能が追加できます。

LUNA Proには30日間の体験版があります!LUNA Proの詳細については後ほどご紹介します。

LUNA2.0の推し機能紹介

LUNAの推しは主に2つ!

  • 音楽が楽しくなるAIアシスタント
  • ハードウェア連携でシームレスな制作環境構築

①AIを活用したアシスタント

AIは敵じゃないんです!

昨今色々と言われがちなAIですが、LUNAのAIはクリエイターにとってとても便利なAIです。

今のAIが悪く言われるのは、「AIが音楽を作っちゃう」からですよね。

その点、LUNAにおいてAIはあくまで「人間のサポート」に徹しています。

「音楽家の頼れるアシスタント」がLUNAのAIなのです。

その一例をご紹介します。

  • トラックの色分け

LUNAのプロジェクトに音声ファイルを読み込ませる(又はRecする)と、LUNAは音声を読み取って自動で色分けをしてくれます。

人によっては「トラックの色なんて付いてなくていい」という人もいるかもしれませんが、そのうち大半の人(筆者含む)が「面倒だから」色を付けていないのであって、DAWが勝手に色を付けてくれる(それも楽器の種類をDAWが判断してくれる)なら歓迎なのではないかと思います。

色分け「あったほうがいいか?」でいったら、だいたいのケースでは「あったほうがいい」んじゃないでしょうか?

尚、この色分けのポリシーは設定で変更可能です。

  • テンポ検出

LUNAではさらに、読み込んだオーディオファイルやRec音声からテンポを読み取ってくれます。

ギターのアルペジオフレーズからテンポを検出してくれるので、いちいち「今思いついたフレーズがBPMいくつなのか」を考える必要はありません。

思いついたフレーズを「とりあえず」録音してしまえば、あとはLUNAのAIが判断してくれます。

  • 声で制御

今までありそうでなかった機能!

どこかのスマホのように、「Hey LUNA」と呼びかけることで、LUNAが様々な機能を動かしてくれます。

代表的なのがレコーディング。録音の際、「Hey LUNA Start Recording」と呼びかけてあげることで、いちいちRecボタンに手を伸ばすことなく、演奏ポジションを保持したままRecできます。

※Apple Siliconのみ対応

②Apollo、Voltとの連携

UA製オーディオインターフェースとの連携も大きなポイント。

Apollo、Voltと共に使用することで、自宅環境が本格的なスタジオに変わります。

例えばApolloの場合、LUNA上からApolloのプリアンプ設定等を操作できます。

そして更にLUNA2.0から、Volt876との連携機能が強化されます!

▼Volt876との連携

  • Voltプリアンプのゲイン制御
  • トークバックのOn/Off
  • LUNAのプロジェクトと共にVoltのセッティングも保存できる

オーディオインターフェースの役割がレコーディング&モニタリングだけではなくなります。

LUNAとVolt876を組み合わせることで、スタジオワークのすべてが構築可能になります。

有料での追加コンテンツ

LUNAには有料版のLUNA Proがあります。

  • UA製のプラグイン付属
  • Melodyne Essentialが付属
  • ピッチ補正まで完結
  • DynAssist Lite, CHORDAxe Liteが付属
  • Hardware Insert
  • 外部のアウトボードをプラグイン感覚で使える

Pro版なら、ただでさえ楽しいLUNAのワークフローが一段と本格的に!

終わりに

このように、音楽を作るうえでワクワクする要素が満載なDAWがLUNAです。

また、最後に大きな特徴なのですが、LUNAにはいわゆる「普通のコンプ」「普通のEQ」がありません。

付属プラグインも追加プラグインも、高度なアナログモデリングプラグインばかり。

見た目からしてヴィンテージで楽しいプラグインばかりですね。

そうして「作業」感のある要素を極力排し、「音楽を楽しむ」ことに全力で振ったDAW。

それがLUNA。

お手軽でありながら、高度な機能が盛りだくさんなLUNAを、是非使ってみてください!

Universal Audio国内代理店移管について

Universal Audio ソフトウェア国内代理店が、フックアップより、メディアインテグレーションへ2025年10月28日付で移管します。(ハードウェアはフックアップが継続)

豪華特典

11月に開催予定のブラックフライデーセールにおいて、Universal Audio製品を国内で購入すると、マスタリング界の至宝と言われる、ジョナサン・ワイナーをはじめとする、ワールドクラスエンジニアによる、製品Tip’s動画シリーズが日本限定特典として手に入ります。

ただでさえ高品質なUADプラグインに、ワールドクラスエンジニアのノウハウを取り入れることで、楽曲のクオリティアップの最短ルートになるのではないでしょうか。

2025年10月28日以降に「LUNA PRO 2」を国内購入すると豪華特典が手に入るキャンペーンが開催されるので、検討している方は10月28日以降がお得ですね。

また、LUNA Pro を購入すると28種類のプラグインライセンスが付属します。個別購入すると約450,000円分なので、プラグイン目的の導入だとしても圧倒的なプライスです。

最新情報をチェックしよう!
>Computer Music Japan

Computer Music Japan

世界中の音楽機材情報を毎日お届け!