Dios/シグナルP氏こと荒井洋明さん(@Hiroaki_Arai_)が、Roland「JD-800 53番Piano」を再現したKontakt用音源を無償配布中です。
このピアノでサンドリヨン弾くとこうなる pic.twitter.com/yL4C9wXinT
— Dios/シグナルP (@Hiroaki_Arai_) 2018年2月23日
聴いていただければお分かりの通り、素晴らしいクオリティですね。数日前にプロトタイプを頂戴したのですが、そこからオクターブとリバーブのスイッチ、及びリバーブの量を調整するツマミ付きがリリースされるという何とも親切極まりない設計となっております。
Dios/シグナルPさんのブログに書いてあるのですが、もう拘りが素晴らしすぎてブンブンと首を縦に振りっぱなしになってしまいましたw
実機のプリセットをサンプリングするのではなく、イニシャライズして「Piano Atk」の素の状態をマルチサンプリングします。「Piano Atk」のサンプリングポイントは9箇所で、しっかり実機と同じポイントでサンプリングしてあげないと全然別物に仕上がってしまいます。
素の状態なのでピアノなのに鍵盤押している間は減衰しないでずっと鳴りっぱなしになります。だからといって永久にサンプリングするわけにはいかないので、昔の容量が少なかったシンセと同じようにループポイントを作ります。このループポイントをしっかりと探し当てないとこれまた別物になってしまいます。でもこの方法のおかげでサンプル容量が1MB以下という低容量で実現出来るのです。
まさにコレですね。ぼくが偉そうなことを申し上げるのは恐縮なのですが、このような手順を踏んでこそ実機と同じ音になるんですよね。
他のサンプリング音源はそのまま取り込んでしまっているため、そのままにならない。そして容量も膨らむと。ミドルヴィンテージのPCM音源も奥が深いです。
音は限りなく実機です。そのまんまです。そして嬉しいのが容量が少なくすこぶる軽いという。こんなTKピアノ音源が他にありますか?ありませんよね。
何はともあれ、更に詳しい制作秘話と音源はDios/シグナルPさんのブログをチェックしてください。
素晴らしい音源に感謝!!
Kontaktフルバージョンが必要です。
Dios/シグナルPさんの作品はこちら
公式サイト⇒twinkledisc