ノイズがレゾネーターを刺激する次世代のシンセサイザー、Expressive E「Noisy 2」レビュー

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Noisy 2は、ノイズを使用してアコースティック・レゾネーターとアナログ・レゾネーターを融合し、オリジナルのテクスチャを作成できる次世代のシンセサイザーです。

ノイズソースを選択して、3つのレゾネーターをアクティブにし、好みに合わせてレイヤー化して生き生きとしたサウンドを生み出すことが出来ます。

Noisy 2

 

MPE(下記参照)と表現力のために作られたこのシンセは、サウンド・デザインをよりシンプルに幅広く楽しくします。

これまでにない新しい演奏インタラクションを提供し、1200プリセット(MPE 用に500種類、クラシック コントローラー用に700種類)をスピーディーかつ簡潔に扱うことができます。

レイヤープリセットも豊富に揃えられているので、高度なサウンドデザインの知識がなくても簡単な調整をするだけで、インスピレーションに合わせてあらゆるサウンドを再形成できます。

Osmose(下記参照)やTouchéPush 3、Seaboardなどのすべての表現力豊かなMIDIコントローラーと、プラグアンドプレイで使用できるようにデザインされている点も、とても大きな特徴であり最大の魅力です。

◆「MPE」とは

MPE(MIDI POLYPHONIC EXPRESSION)は、演奏に新たな表現力をもたらし、音楽制作をよりダイナミックに表現力豊かにパーソナルなものにするMIDIの進化形です。

MPEコントローラーと互換性のあるシンセサイザーを接続すれば、1音ごとにサウンドを連続的にコントロールできる3つの新しい次元を楽しむことができます。

2つの次元ではサウンドの音色パラメーター(振幅、フィルター、波形、エフェクトなど)をコントロールでき、3つ目の次元ではピッチ(ビブラートとベンド)をコントロールできます。

◆「Osmose」とは

鍵盤を押し込む、ベンドする、左右に揺らす、あるいはかき鳴らすなど、直感的なジェスチャーでサウンドををコントロールすることができる、新世代の「エクスプレッシブ・シンセサイザー」です。

Osmoseの詳細はこちら

音・性能・特徴・使い方など

各パラメーターを操作してサウンドと機能特性を解説しております。

動画内容

  1. 製品について (00:14~)
    ・ユーザーインターフェースについての解説と機能の紹介
  2. サウンドチェック (02:21~)
    ・Osmoseと接続し、MPEモードのプリセットをいくつか実演
  3. その他 各機能について (05:14~)
    ・各種エンジンについて
    ・レゾネーターを組み合わせて、オリジナル音色を生成オシレーターとコーム (Noisy 1から受け継ぎ) / バーチャルアナログ パルスウィドスモジュレーション / アコースティックレゾネーター(Leda,、Ganymède,、Io、Callisto)
  4. DEMO SONG (12:01~)

簡単なデモトラックを作ってアンサンブル全体でどのような鳴り方をするのかチェックしてみました。

ビートループ(KickとSnare以外)Noisy2を使用しています。外部エフェクトは無しでプリセットそのままのサウンドを採用しています。

一押しポイント!

新搭載の4つのアコースティック・レゾネーターが直感的に操作でき、変化もユニークです、Noisy2でしか表現できないサウンドを生成できるのが魅力であり一押しポイントです。

アコースティックレゾネーター (Leda,、Ganymède,、Io、Callisto)の有機的な動作がとても魅力的です。

改善してほしいポイント

LAYERとFXのタブが切り替えやすい様に見やすくなると嬉しいと感じました。

また、MIXERパートの各レゾネーターに「solo」ボタンが装備されるとさらに便利なのかなと。

CPU負荷

  • 20~30%程度
  • OS:macOS Monterey
  • Apple M1 Max メモリ:32 GB
  • DAW:Logic pro X
  • バッファーサイズ:256samples
  • サンプリングレート:48kHz.
  • AIF:RME FIREFACE UFX

まとめ

プリセットがとにかく豊富な点、そもそものサウンドクオリティが非常に高いのが好印象でした。

宝探しのような感覚で操作でき、ユニークなサウンドを得られるのもこの製品の魅力だと感じました。

さらにOsmoseと連携させたMPEならではのサウンドは、まさに次世代の表現力となっていて最大の魅力と言えます。

サウンドデザインの知識がなくても直感的に操作できるうえ、ほんの少しの操作・調整を加えてあげることで実用的で新しいサウンドを生成することができるのも嬉しいポイントだと感じました。

負荷はやや重めではありますが、使用していないレイヤーやパーツをバイパスすることで負荷を軽減できる設計なのも嬉しいです。

一押しポイントでもご紹介しましたが、新搭載の4つのアコースティック・レゾネーターがとても面白くその質感変化がとても音楽的で、幅広いジャンルにも対応・活用できるサウンドが得られると感じました。

Noisy 2の詳細はこちら

Osmoseの詳細はこちら

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