Stage54は、SamplesonとPlugin Boutipueのコラボレーションで作成されたスペクトルモデリング音源。
1970年代後半に導入された、54キーのエレクトリックタインピアノが、実際のサンプルに基いてエミュレートされています。
木製鍵盤やフェルトアクションの暖かみを感じるミドルレジスターに焦点が当てられ、よりリアルなサウンドを体感できる製品です。
Stage54
【動画内容】
- 製品概要
- 10種のプリセット
- 6種のパラメーター
- スタンドアロンの活用
- 動作環境の注意点
一押しポイント
強めにキーをタッチするとノイズが乗り易いのですが、 逆にそれがよりリアルで味のあるサウンドに近付けてくれています。
作り込まれた綺麗なサウンドも良いけど『そうそう、本当の生楽器ってコレなんだよね』と安堵できる感覚。
時間によって変化する独特なインターフェースも、まるで生きているようなプラグインだなと思わせる要因かもしれませんね。
改善してほしいポイント
製品の良さが損なわれてしまう気もするけど、打鍵のノイズを調整できればより多くのユーザーが使いやすいと感じるかもしれません。
CPU負荷
非常に少ないです。
また、容量45MBと超軽量なので音源の立ち上げもストレスを感じることはありませんでした。
動作環境
- OS macOS Big Sur 11.6.1
- CPU 2.3 GHz デュアルコアIntel Core i5
- メモリ 16 GB 2133 MHz DDR4
- DAW Logic pro X
- バッファーサイズ 128samples
- サンプリングレート 44.1kHz
- ビット 像度 24bit
- オーディオインターフェイス RME Babyface pro
まとめ
音色はひとつだけ、必要最低限のパラメーターと扱いやすいプリセットが揃っている潔い音源です。
色々できると迷ってしまって逆に作業効率が上がらないこともあるので、シンプルな操作感は好印象でした。
MIDIインターフェースにもよるかもしれないのですが、ベロシティはかなりシビアな印象です。
打鍵感を大切にした演奏を求める方には、ぜひ試していただきたいです。