QuickMuseは、非常にシンプルな設計で、数クリックのみでユニークで斬新で音楽的なエフェクト効果を得られるプラグインです。
Fire, Air, Water, Earth, Aetherと、それぞれ基本的な要素にちなんだ名前の5つのユニークなエレメントがあり、これらの組み合わせ次第でさまざまな音の可能性・世界観を提案してくれます。
また、ランダムボタンを活用することで各要素が変化し新しい設定を見つけ出すことが出来ます。
内部 64ビットオーディオ処理を使用し、192kHz以上のサンプリング レートを処理できるとても高品位な内容になっています。
プリセットもマルチ・シングルと豊富に用意されていて、Bass、Guitar、Drums、Vocals、Synths、および個々の要素に分類され非常にわかりやすくシンプルな設計となっています。
QuickMuse
音・性能・特徴・使い方など
各パタメーターを操作してサウンドと機能特性を解説しております。
【動画内容】
- サウンドチェック (00:12~)
- エレピを使用した例 (00:23~)
- ドラムキットを使用した例(01:46~)
- オルガンを使用した例(03:31~)
- 各機能・パラメーターについて (04:55~)
- 5つのエレメントの特性について
・Fire,火「歪み系」
・Air,風「空間系」
・Water,水「揺らぎ系」
・Earth,土「強化系」
・Aether,エーテル「幻想系」
ランダマイザーを活用して各パラメーターの設定を色々と試しています。 - DEMO SONG (11:08~)
簡単なデモトラックを作って、全パート「QuickMuse」を使用してアンサンブル全体でどのような鳴り方をするのかチェックしてみました。
前半はオールバイパス、後半は全トラックに「QuickMuse」をインサートしています。
一押しポイント!
非常に音楽的で創作意欲を刺激してくれるランダマイズ機能が一押しです!指定のエレメントをロック(鍵かけ)した状態でランダマイズされるのも嬉しいポイントです。
改善してほしいポイント
ランダマイズで生成されるセットを素早く保存できるクイックセーブパラメータがあるとより便利だと感じました。
CPU負荷
- 5~10%程度
- OS:macOSMonterey Apple M1 Max
- メモリ:32 GB
- DAW:Logic pro X
- バッファーサイズ:256samples
- サンプリングレート:48kHz.
- AIF:RME FIREFACE UFX
まとめ
非常にシンプルで負荷も軽いことで、サクサクと積極的にサウンド変化を楽しめるのがとても魅力的で、時短ツールとしても一役買ってくれます。
特に空間系と歪み系がキャラクター性もあり、非常に音楽的な変化を生んでくれます。
また設定次第では元音とかなりかけ離れたアグレッシブなサウンド変化を得ることもできるので、エフェクティブなワンショットや効果音作成にも活用できそうです。
ジャンルを問わず、幅広いサウンドメイクに対応している印象です。