Leapwing Audio UltraVOXレビュー

UltraVox はボーカル用マルチエフェクトプラグインで、Compression、Gate、Harmonics、Air の4つのパラメータを搭載しています。

シンプルな操作で簡単にボーカルミキシングが行えて、かつ高品位に仕上げることができる時短プラグインといえます。

Leapwing Audio UltraVOX

音・性能・特徴・使い方

調整するパラメータは基本的に4つだけなので非常にシンプルです。

Compression:アタックタイム2ms以下、リリースタイム500ms以上でプログラムに応じて変化するシングルバンドコンプです。結構なソフトニーになっていてアタックタイムも早いので、リダクションが大きくなると奥まった音になっていきます。

Gate:リリースの短い(2ms以下)のシングルバンドゲートです。シングルバンドなのでブレスや歯擦音だけの除去とはいかず、主にフロアノイズなどのカット用途になってきます。

Harmonics:独自にブレンドされた2次と3次の倍音を付与できます。ざらついた質感や中域の太さを得たいときに有効です。

Air:12kHz付近の帯域を増減できます。

ブーストしてもあまりキンキンしないので積極的に使っていけます。音の質感はナチュラルでコンプを掛けてもコンプ臭い感じはしません。逆に言うとガツッとした音には不向きになってきます。

ユーザーマニュアルにも『コンプレッションはボーカルパフォーマンスのピークを取り除き、バランスを取り、多くの着色なしで一貫したレベルを達成することを目的としています。』と記載あるので、キャラ付けよりもバランスを取るような開発思想と思われます。

使い所としては、エフェクトチェインの最初の段階で軽く整える用途にしたり、ある程度処理が進んだ段階で何か足りないと感じたときに質感を加える、などが良さそうです。

ナチュラルに使うことが前提の製品ですが、2〜3つと多段挿しすることでパンチ感が出てくるので、パンチのある音にしたい時や、ボーカルを前に出したい時はおすすめです。

もちろん他のコンプと組み合わせるのも良いですね。

改善してほしいポイント

ゲートがどの程度掛かってるのか視認出来ないのが使いづらいですね。

掛かり方も控えめなので、もう少し強く掛かってくれた方が分かりやすいかと思いました。

CPU負荷

CPU負荷は軽めです。10個挿したときにCPU使用率3%ほどでした。ただし、1トラックに複数挿したときは負荷が増えるようです。

OS : macOS Big Sur 11.6
CPU : 3.6 GHz 8コアIntel Core i9
メモリ : 40 GB 2667 MHz DDR4
DAW : Cubase Pro 10.5
バッファサイズ : 512samples
サンプリングレート : 48kHz
ビット解像度 : 32bit float
オーディオIF : Antelope Discrete 8 SC

まとめ

シンプルなUIでクセの少ない音質なので、どんな場面でも導入しやすい製品だと思いました。

素材を選ばずに音量バランスが均一になるので、チェインの最終段に軽く掛けてレベラーとしても使えますし、がっつり味付けしたいときは多段挿しなど、使い方のバリエーションは意外と豊富にあります。

難しいことをしなくてもボーカルのレベルが揃ってくれるのでボーカルミックスが安定せずに悩んでいる方には特におすすめできる製品です。

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