BEAMは、Lunacyから登場した空間デザインに特化したエフェクトプラグインです。
視認性の良い幻想的な3Dインターフェイスが特徴的なヴァーチャル・インストゥルメント「CUBE」が大好評なLUNACY AUDIO。同社開発だからこその視認性の良さと直感的にサウンドデザインができる仕上がりが継承されています。
3つのNodesを配置してパッチワークしていく仕様で、「Space」「Grains」「Filter」それぞれを操作しながら組み合わせてサウンドに変化をつけていきます。
各Nordsにも細かなパラメーターが用意されており、「Spece」にはMix Motion、「Grains」にはDelayも備わり、非常にユニークで音楽的な変化を生み出すことができます。
LFO2系統・Macro1系統も用意されていて、マッピング画面で一目でアサインされている状況も確認できる点や、グラフィックもパラメータ動作とリンクして動く仕様になっているので数値だけの操作でなくとも、ビジュアルを確認しながら楽しみながら操作できるのもBEAMの特徴的で魅力的なところです。
BEAM
各パラメーターを操作してサウンドと機能特性を解説しております。
【動画内容】
- 各機能・パラメーターについて (00:25~)
- サウンド・プリセットチェック (05:14~)
- プリセット保存・その他機能について (09:07~)
- DEMO SONG (11:04~)
簡単なデモトラックを作ってアンサンブル全体でどのような鳴り方をするのかチェックしてみました。
空間エフェクト周り全てBEAMを使用しています。前半はBEAM ALL OFFのエフェクト無し、後半はフルサイズでエフェクト有りです。
一押しポイント!
とにかくプリセットが豊富で秀逸です!プリセット自動生成(ランダマイズ)も備わっているのもオススメポイントです。
「Space」に備わっているMix Motionはシェイプもカスタマイズできて反応も良好で非常にオススメです。
改善してほしいポイント
製品全体として何もストレスなく非常によく考えられた設計になっていますので、ピンポイントな改善点は特に見当たりませんでした。
CPU負荷
- 5~10%程度
- OS:macOS Monterey Apple M1 Max メモリ:32 GB
- DAW:Logic pro X バッファーサイズ:256samples サンプリングレート:48kHz.
- AIF:RME FIREFACE UFX
まとめ
ソースを選ばずオールジャンルに活用でき、操作性・視認性も抜群だと感じました。
劇伴・BGM制作のスパイスとしてとてもオススメできるアイテムになりそうです。
負荷も非常に軽く、ビジュアルエフェクトのクオリティも設定できる点も嬉しいです。
ボリュームバランスも取られていて、プリセット各種・パラメーターに統一性が感じられるのも好印象です。
プリセットが非常に豊富なので、フォルダーネーム(カテゴリー)にとらわれず、ランダマイズ機能も活用しながら提案されるサウンドに触発されながら制作に取り入れていくのも楽しいと思います。
設定次第ではかなり奇抜でトリッキーなサウンドも出すことができますし、Nodes単体のクオリティも高いので、シンプルにリバーブ(Space)のみで使用するグラニュラー的にうねりだけを(Grains)得たいという場合にもオススメできるプラグインだと感じました。
リリースを記念して4月24日まで40%OFFとなっているので、是非チェックしてみてください。