「RC-20 Retro Color V2」は、音にヴィンテージ感や温かみ・劣化を加え、魅力的な質感を与える定番エフェクトプラグインです。
テープ等の揺らぎや歪み、空間系やデジタル劣化などの効果を簡単な操作で付与でき、楽曲やトラックへ手軽に独特な空気感をプラスできます。
定番エフェクトとして世界中で愛されてきた「RC-20」の、約10年ぶりのメジャーアップデートで生まれたのがV2です。
オリジナルの手軽さと良さはそのままに、制作のアイデアを刺激する新機能と実用的なコントロールがたっぷり詰め込まれています。
RC-20 Retro Color V2
【動画内容】
▶DEMO SONG (00:14~)
ショートサイズのDEMO SONGを作ってアンサンブル全体でどのような鳴り方をするのかチェックしてみました。外部エフェクトも使用せず、RC-20 Retro Color V2のみを使用してMIXしています。ON / OFFの切り替えを行い、全体の変化を確認できるブロックも収録 しています。
▶製品について (02:50~)
製品全体の印象と特徴を解説しています。
◾️v1と並行インストール可能 旧バージョンと共存するため、既存の制作プロジェクトに影響を与えません。v1で作ったプリセットも数クリ ックでインポート可能。
- お気に入り(Favorites)登録およびカスタムコレクション管理に対応。
- Character(サウンドの質感)や Function(楽器・用途)タグによる検索、使用中のアクティブモジュールによる絞り込みが可能。
- 従来のRC-20ファクトリープリセットは「Legacy RC-20 Presets」コレクションとしてすべて継承。
- 右上メニューから外部・自作プリセットのインポートにも対応。
新機能についてのまとめ、詳細はコチラからもご覧いただけます。
▶サウンドチェック / 各機能解説 (03:53~)
1. 表現力を激変させる注目の新モジュール
- Echo(フィードバック・ディレイ) RC-20自身をフィードバック・ループの中に組み込んだディレイです。
- 音源がリピートされるたびに揺らぎや歪み、劣化が自然に重なっていくので、すごく雰囲気のある残響が作れます。
- Grains(グラニュラー) ディレイの残響を、きらめくアンビエント・サウンドや幻想的なグラニュラー・テクスチャーに変化させ てくれます。
- Codec(デジタル劣化) 「現代のレトロ」とも言えるデジタル特有のザラつきやパケットロス、フォルマント・シフトなどを加え て独特の味わいを出せます。
2. サウンド・パレットの圧倒的拡張
- 新たなディストーション&リバーブ テープ、クラシック・プリアンプ、4トラック・カセットの質感に加え、32種類もの新しいリ バーブ・タイプを搭載。
- 緻密なサウンド・メイキング SpaceのダッキングやDigitalのSputter/Driveなど、音作りの幅が一段と広がっています。
3. 現場目線のワークフロー&操作性の向上
- モジュールの自由な並べ替え Wobble、Distort、Digital、Space、Lossの各モジュールをドラッグして順番を入れ替え可 能。順番を変えるだけで思いがけない音の化学反応が生まれま す。
- Focus / Cut フィルター Noise、Wobble、Distort、Lossに専用フィルターが搭載され、エフェクトを効かせたい帯域をピンポ イントで狙えます。
- Loudness Match(自動音量補正) 処理後の音量をドライ音のレベルに自動調整してくれるため、音量の大きさに惑わされず客 観的に音質をチェックできます。
- テンポ同期 ディレイタイムやテープ・フラッターなどを楽曲のテンポにぴったりロックできます。
モジュールの特徴をわかりやすくまとめてみました

- Wobble(ウォブル)=「音の揺らぎ・ピッチのうねり」
・イメージ: 古いレコードや使い古したテープが「うねう ね」と音程ゆれを起こす現象。
・特徴: 音程を優しく揺らす(ワープ・モジュレーションや テープ・フラッターなど)ことで、レトロでエモーショナル な「切なさ」や「温かみ」を付与します。 - Distort(ディストーション)=「温かい歪み・香ばしさ」
・イメージ: アンプやカセットテープに音を過大入力したときの「ジャリッ」とした太い質感です。
・ 特徴: テープやクラシック・プリアンプ、4トラック・カセットなどの質感を追加し、音を太く主張させたり、あえて香 ばしく歪ませたりできます。 - Digital(デジタル)=「ファミコン風の粗さ・デジタルノイズ」
・イメージ: 昔のゲーム機の音や、音声の解像度が落ちたときのカサカサした質感です。
・特徴: サンプリングレートやビット数をあえて落とすことで、デジタル特有の粗さや独特のノイズ感(Sputterや Driveなど)を演出します。 - Space(スペース)=「音の部屋・広がり(リバーブ)」
・イメージ: 広いホールや小さな部屋、アンプの中で音が響 いている感覚です。
・特徴: 32種類の新しいリバーブ空間やアンビエントなどを 搭載し、音が空間に溶け込むような奥行き や立体感を作り出 します。 - Loss(ロス)=「音の劣化・擦り切れ」
・イメージ: テープの磁気が劣化して音がかすれたり、MP3 の音飛びやネット通信の途切れで音が崩れる状態です。
・特徴: テープの磁気劣化(Magnetic)やMP3圧縮・パケ ットロス(Codec)など、音がノイズとともに崩れていくリアルな「劣化感」を再現します。
▶オススメポイント(15:45~)
Loudness Match(自動音量補正) 処理後の音量をドライ音のレベル に自動調整してくれる。
作業していて、一番嬉しいポイントはこの機能でした! また、プリセットもバランスよく質感にまとまりがあるのが素晴らしい です。
CPU負荷
- OS:macOS Sequoia
- Apple M4 Max
- メモリ:64 GB
- DAW : Reason 14 / バッファーサイズ : 256samples / サンプリン グレー ト : 48kHz. /
- AIF : RME FIREFACE UFX
まとめ
これまでの扱いやすさはそのままに、音作りの奥深さと作業スピードが グッと上がっているように感じました。
トラックに「空気感」や「独特の質感」をサッと足したい時にピンポイントで活躍してくれる印象です。
繊細さはもちろんながら、大胆な音楽的変化もつけられるので、ランダ マイズ機能もうまく活用しながらゲーム感覚でプリセットセレクトする だけでも楽しいです。
繊細さはもちろんながら、大胆な音楽的変化もつけられるので、ランダマイズ機能もうまく活用しながらゲーム感覚でプリセットセレクトする だけでも楽しいです。
ジャンル・ソースを問わず、幅広いサウンドメイクが可能な魅力的な 「RC-20 V2」オススメです!!