テレキャスターを2モデルが使用可能なギター音源、MusicLab RealTeleレビュー

  • 2026年9月14日
  • 2026年9月14日
  • 音源

「RealTele」は、Fender Telecasterをベースとし、リアルな演奏のニュアンスと表現力を追求した仮想ギター音源プラグインです。

サウンドキャラクターの異なる2種類のギターモデル(ClassicおよびModern)を収録し、ギタリストの自然な演奏アプローチを鍵盤上で再現します。

カントリーやクラシック・ブルース、ロックから、重厚なモダンジャンルやポップスまで、ジャンルを問わずトラックの前面で存在感を放つギターサウンドを生み出すことができます。

明確でトワンギーなサウンドを持ちカントリーやブルースに向く「RealTele Classic」と、低中音域が豊かでタイトなレスポンスを持つ「RealTele Modern」の2モデルを搭載。

それぞれネック、ミッド、ブリッジの3ピックアップ仕様で、ミッドピックアップは単なる音の合成ではなくピックアップ間の相互作用を再現した設計になっています。

音(フレット)あたり12のサンプルレイヤーを搭載しており、単調にならず人間味のある生々しく自然なニュアンスやアーティキュレーションを表現できます。

アンプ&エフェクトシミュレーター「GuitarX」を標準搭載し、単体で多彩な音作りが完結します。

RealTeleの詳細はこちら

RealTele

【動画内容】

▶ 製品について(00:15~)

RealTele」の基本コンセプト・仕様を紹介します。

  • RealTele Classic

こちらは、いわゆる“黄金期のあの音”をしっかりと体感できるモデルです。

抜けの良い高音域の響きはもちろん、リア・ピックアップならではの独特なキレ、そしてサウンド全体に心地よい立体感と透明感をもたらしてくれるミッドレンジのバランスが非常に秀逸です。

  • RealTele Modern

こちらは、現代の音楽制作(プロダクション)の環境に合わせて、より実用的にブラッシュアップされたモデルです。

高音域は耳障りなところがなく滑らかに、そして中低音域はよりふくよかに、全体的なレスポンスもタイトでコントロールしやすいようにチューニングされています。

RealTele Classic」と「RealTele Modern」、標準搭載された「GuitarX」アンプシミュレーターについて解説します。キースイッチやベロシティ・エフェクト(強打・弱打での奏法切り替え)を活用し、パームミュート、バイオリン奏法(Violining)、リバースベンド、ユニゾンベンド、スライドレガートなどの豊富なアーティキュレーションを呼び出せます。

▶ サウンドチェック(05:10~)

実演しながら、内蔵されている多彩なエフェクトプリセットやサウンドタイプ、ジャンル別・アーティスト別のプリセットをチェックします。

⚫︎公式サイトでは、豊富な数のチュートリアル動画が掲載されていますのでこちらを見ながら、キースイッチ等の操作を的確に行なっていただけます。(とても嬉しいサービスですね!)

▶ 各種モード・その他の機能(07:54~)

RealGMSで導入された新ストラミングエンジンを搭載し、コード移行のスムーズさや弦間のリアルなタイムラグ・フィーリングを実現しています。右手のコード指定と左手のノートリピート/ミュートストローク(チャカ音)を組み合わせることで、ファンクなどの高精度でリアルなカッティングバッキングを可能にします。

ピッチベンドの移動幅(最大12半音)やフレット感のあるスライド効果、各弦ごとの独立設定など、コントローラーに対する挙動を細かく調整できます。

ピッチベンドの移動幅(最大12半音)やフレット感のあるスライド効果、各弦ごとの独立設定など、コントローラーに対する挙動を細かく調整できます。

パターンライブラリから演奏パターンを選択し、DAWのトラックへドラッグ&ドロップして楽曲のコード進行を組み立てられる機能を搭載しています。

  • 各機能・タブを簡単にまとめると以下のような内容になります。

SOLO:単音フレーズをリアルなギター奏法で演奏するモード

MULTI:コードやストロークなど、複数音を使ったギター演奏に対応するモード

SONG:あらかじめ用意されたパターンを組み合わせて、手軽にギター伴奏を作れるモード

▶ DEMO SONG(11:55~)

アンサンブル内でのリアルな鳴りと表現力を確認します。外部エフェクトは使わず、REALTELE内でサウンド構築しています。

一押しポイント

RealGMS由来の、新ストラミングエンジンとMultiモードによる、演奏の精度の高さとリアルさです。

ベロシティ設定や豊富なキースイッチにより、鍵盤演奏でも打ち込みでも手軽に「人間らしい不完全さや生々しい表現力」を引き出せる点が最大の魅力です。

改善してほしいポイント

非常に完成度が高く表現力豊かな音源ですが、リアルタイムでの複雑なリード演奏には、鍵盤での操作慣れや細かなMIDIプログラミング作業が必要となる点があります。

「GuitarX」内に専用Wahが追加されたら更に使い勝手も良く魅力も増すと感じました。

  •  CPU使用率:約10~15%
  • OS:macOS Sequoia
  • CPU:Apple M4 Max
  • メモリ:64GB
  • DAW:Logic Pro
  • バッファーサイズ:256 Samples
  • サンプリングレート:48kHz
  • オーディオインターフェース:RME Fireface

まとめ

RealTele」は、単に「リアルなギターの音が鳴る音源」にとどまらず、繊細なソロニュアンスから、切れ味鋭いバッキング・カッティングまでを高度にコントロールできる音源です。

ClassicModernという性格の異なる2モデル、相互作用を再現した3ピックアップ、そして112レイヤーのサンプル構造が合わさることで、打ち込み特有の機械的な印象を払拭してくれます。

特にバッキング、カッティングによる表現が素晴らしく、DEMOのスケッチにはもちろん、そのまま本テイクとして採用しても遜色ないサウンドクオリティだと感じました。

ギター演奏の知識やMIDIプログラミングのコツを押さえることで、楽曲のクオリティを一段引き上げる強力なパートナーとなるプラグインです。

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