様々なジャンルが融合したハイブリッド3ピース・バンド、+ELEVEN インタビュー

ロックバンドLOKAのボーカリストであり、多方面で精力的な活動を続ける KIHIRO氏が新たに立ち上げたバンド、+ELEVENのインタビューをお届けします。

KIHIRO氏は、音楽制作サービス「Soundmain」のサービスの一部である、Soundmain Store(音源素材販売)のライブラリ内7つのレーベルをディレクションしています。

Soundmainについては、Computer Music Japanでも度々紹介させて頂いていることもあり、そのご縁で、今回お話をお伺いすることになりました。

+ELEVEN インタビュー

+ELEVENの1stシングル、Dirty Saint’s

まずは皆さんの自己紹介をお願い致します。

KIHIRO氏:Vocal、歌詞とアートワークや動画全般担当しているKIHIROです。

SOH a.k.a. FIQTIV氏:楽曲制作とギター兼DJのSOH a.k.a. FIQTIVです。(以下SOH氏)

SION氏:ドラムのSIONです。普段はプロとして、アーティストのサポートミュージシャ ン、レコーディング、楽曲提供、ミックスなど行ってます。ドラムだけではなく、キーボードとしてもツアーなどに参加しています。(サポート、レコーディング歴:EXILE ATSUSHI、THE RAMPAGE、M.S.S Project、杉山 清貴、BENNIE K、etc.)

+ELEVENの楽曲は様々なジャンルが融合したロックサウンドで、とても新鮮です。ルーツは何でしょうか?影響を受けたものなどはありますでしょうか?

SOH氏:今回のプロジェクトでは、例えばシンギュラリティだったり、起こり得る近未来の世界観なんかを想像してると面白いので、そのイマジネーションを音楽にしている感じです。

具体的な音楽性としては、Electro、DnBやFuture Bassサウンドを基にDr、Gt+Dj、Voという3人編成で表現する形です。現時点では割とLoud Rockだったりもしますね。

KIHIRO氏:世界観の共通認識がメンバー内で強いのでこれからも様々な角度から表現したいって考えています。実は音楽において一番大事なのはこの「世界観」だと思います。

曲を創るっていうのは、音楽やる以上は至極当たり前の話で、オーディエンスが感じたい、感じさせたい部分って、この世界観の芯がある事がとても重要だと。

歌詞も、これから起こりうる未来を想像した中で、いかに自分自身と向き合っていくかというテーマが強いです。

サウンド・スタイルもこれからまだまだ追求して、1歩何かが新しい音楽を発表していきたいですね。

セカンドシングル、REFLECTIONSのリリースおめでとうございます!+ELEVENらしい様々なジャンルが融合した雰囲気でめちゃくちゃかっこいいですね!楽曲のコンセプトを教えて頂けますか?

SOH氏:この曲も近未来を生きる日本人をイメージして作りました。楽曲のスタイルとしてはギターとドラムの生演奏と打ち込みのシンセベース、その他多数のシンセで作っていますが、これが+ELEVENの楽曲作りとしてベーシックなスタイルになっています。

KIHIRO氏:AI、SNSや動画プラットフォームと様々な技術が発展していく中で、自分や周りとの向き合い方ってどんどん変化していますよね。そんな混沌とした世界を生きる僕達は、どういう精神で自分自身と向き合うべきか?というテーマで歌詞を書いています。

周囲の評価・数字など、生々しく自分の状態がネット上に晒されている中、僕は「自分のエゴ」を如何に大事にできる強さを持てるか、と言うのがREFLECTIONSのメッセージです。

REFLECTIONSで、使用された機材を教えて頂けますか?

KIHIRO氏:バンドの特徴として強みであるのが、各メンバーが自宅でプロ級のレコーディングをできる面ですね。

もちろん、普段からプロの仕事して作曲・ミックス・マスタリンも手掛けるSOHの実力であったり、プロ・スタジオ・ドラマーとして活躍するSIONの技術も大いに関係していますが、それぞれがクオリティの高いデータを、レコーディング・スタジオに入らずとも実現できるのがこのバンドの魅力だと思います。

生ドラムを自宅で録れる環境と知識があるのはかなり強いですwww

SOH氏:今回ギターは、Ibanez RGシリーズ。アンプは、Diezel Herbert等ですね。

【SION氏ドラムブース】

  • YAMAHA Avitecs Cefine II Dr-35

【ドラム】

  • DW Collector’s Exotic Stradivarius 45th Anniversary Shell Pack

【各シェルサイズ】

  • Bass Drum(s): 22 x 18 in.
  • Tom(s): 10 x 8, 12 x 9 in.Floor Tom(s): 14 x 12, 16 x 14 in.
  • Snare: 14 x 6-1/2 in.

【シェル】

  • Norwegian Spruce (from the Fiemme Valley in Northern Italy)

【フィニッシュ】

  • European Sycamore (from Croatia) with Natural-to-Candy Black Burst Lacquer Specialty

【ハードウェア】

  • DW 9000 series Rack

【マイク】

  1. SHURE BETA 91A / Kick
  2. SHURE BETA 181/S / Snare
  3. SHUREBETA56A/Tom1
  4. SHUREBETA56A/Tom2
  5. SHUREBETA52A/Fl.Tom1
  6. SHUREBETA52A/Fl.Tom2
  7. NEUMANN U87 Ai with shock mount EA87 / O.H. L.
  8. NEUMANN U87 Ai with shock mount EA87 / O.H. R.
  9. SHURE BETA 58A / Hi.Hat
  10. SHURE BETA 58A / Ride

お気に入りの機材を教えて頂けますか?

SOH氏:+ELEVENでは今の所あまり使わないけど、ギターは基本フェンダーが好きですね。ボリュームノブやP.U.セレクターの配置含め、指板のRも、フラットな物より184Rが好きだったりします。

ソフトウェアは、マスタリングにSoftube「Tape」を通すと、セッティングによって温かみと太さが得られるので、曲によって使っていますね。

SION氏:Universal Audioです。この機材は普段からのレコーディング、ミックスやマスタリングなどに使用しています。もちろん今回のドラムrecにも使用しています。

Universal Audioについている「Unison」の、いわゆる掛け録りという機能を使って、いつもレコーディングしています。ヴィンテージ感出したいなと思ったらNeve 使ったり、パンチあるサウンド欲しいから APIにし ようとか、ジャンルによってプラグインを使い分けています。

KIHIRO氏:マイクは正直自分の声に合っていれば何でもOKと言う姿勢で、好きなのはNEUMANN TLM102です。

MIXはSOHに基本的に任せているのですが、自分が録音したものをメンバーに参考として聞いてもらう際のミックスには、良い具合に聞きやすく処理してくれるSSL Vocal Strip 2は欠かせないです。

リバーブは、iZotopeのNeoverbが使いやすいですね。

制作環境についてもう少し詳しく教えて頂けますか?

SOH氏:DAWはStudio OneCubaseReasonなどを曲やその時々の気分で変えてます。

モニタースピーカーはKRKが好きですね。低域から高域までバランス良く鳴ってくれるので、オーケストラや生楽器から、シンセサウンドを基調としたジャンルの音楽まで幅広く制作するのに向いてると思います。割と小さめの音量でミックスしていても低音域の判断がしやすいのも良いですね。

MIDIコントローラーはAKAI MPD226とかハードウェアも使いますが、Touchbarの付いてるMacBookではMIDI Touchbarを使っています。

実際に手弾きしてRECしたりするわけでは無いですが、移動中や出先では重宝しますね。

KIHIRO氏:ボーカルレコーディングにはLogic Pro XとRME Fireface802をインターフェイスとして長年愛用しています。スピーカーはYAMAHA HS5ですね。

自分のレコーディング以外にも仕事として使用しているので、なるべく平均的でクリアに聞こえるスピーカーであるのを大事にしています。個人的には、Monkey Bananna Turbo6が好きです。

SION氏:普段からLogic Pro Xで作業しています。作曲用にKOMPLETE KONTROLを完備していて、ドラムレコーディングのインターフェースには、Universal Audio Apollo x8PMOTU 8PRE-esを使用しています。

KIHIRO氏:経験値が長年あったりすると、全く新しい第一歩って意外と踏みにくいものだったりします。しかし、今の時代はそういう一歩も「自分達の行動力次第で全力で踏んでいける」、そんな姿勢も注目してもらいたいです。

SNSもYouTubeも全てまだ出来立てですが、今後も新しいコンテンツを増やしていきますので、是非応援のほどお願いします!

+ELEVEN 初ライヴINFO

11.22.2022
新宿Zirco Tokyo
OPEN 18:00 / START 19:00
ADV 3,000Yen / DOOR 3500Yen. +1Drink

+ELEVEN

Website:https://www.plus-eleven.com/
+ELEVEN Twitter:https://twitter.com/plusELEVEN_11
+ELEVEN YouTube Channel:https://www.youtube.com/channel/UCWwBb7Mnt8qo3CLtPp22Ucg

KIHIRO Twitter:https://twitter.com/Kihirock
SOH Twitter:https://twitter.com/FIQTIV_official
SION Twitter:https://twitter.com/dwdw_xlarger211

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