『DESERT WINDS』(by Best Service)は、西アジア~中東地域に伝わる木管楽器と、瞑想的なサウンドスケープを収録したシネマティック音源です。
DESERT WINDS
アルメニアのドゥドゥク、ペルシャ / トルコのネイ、ズルナという4つ の木管楽器が収録されていて、これらの楽器の特徴であり習得が大変難しくもあるレガートをはじめ、ビブラート、トリルなど多数のアーティキュレーションをベロシティやキースイッチでリアルタイムに切り替え演奏が可能です。
特に、レガートは実際のレガート演奏をサンプリングしたサンプルを使 用しているため、とても滑らかなフレージングを実現。 最高で6 種類のレガート・タイプを使い分けて演奏することが可能です。
中でも面白いのが、「砂漠」「空」「風」などの自然や太古の歴史とい った要素をテーマに制作されたサウンド・テクスチャが21 種類収録されている事です。
パッド、アンビエンス、ノイズなどを重ねて構築されたテクスチャは、 サウンドそれぞれの音量をリアルタイムに調節することで常に変わり続 ける音世界を演出します。
【動画内容】
▶製品について (00:15~)
まずはじめに触ってみて感じた製品全体の印象と特徴を解説しています。
- 専用ブラウザ「ENGINE PLAYER」による動作について
- 『DESERT WINDS』の持つ世界観について
▶Instruments (01:35~)
アルメニアのドゥドゥクを起動して、実際に音を鳴らしながら動作感、 各メニューの解説をしています。
- キースイッチについて
- コントローラーアサインについて
- 「Microtuning モジュール」について
▶プリセット&サウンドチェック(07:19~)
「Instruments」「Soundscape」より、いくつかのプリセットをピッ クアップして、実際に演奏しながら質感、操作感を解説しています。
▶DEMO SONG (17:15~)
ショートサイズのDEMO SONGを作ってアンサンブル全体でどのよう な鳴り方をするのかチェックしてみました。
「Instruments」「Soundscape」のプリセットのみを使用して、外部エフェクトなどは使用していません。
一押しポイント!
サウンド・テクスチャのプリセットがとにかく美しいです。一瞬にして 異国間・世界観の演出が可能です。
鍵盤を押しっぱなしにしているだけで、一瞬にして異国情緒あふれる世界観を演出 できます。
劇伴や、ゲーム音楽には一発でハマるクオリティです。
改善してほしいポイント
全体を通して本当に素晴らしい仕上がりです! だからこそ感じたのですが、サウンド・テクスチャのパッチが魅力的すぎるあまり、「プリセットがもう少し豊富だったら、さらに最高だったな!」と感じまし た。
もっとこの世界観に浸っていたかったです。
CPU負荷
- 5~10パーセント
- OS:macOS Sequoia
- Apple M4 Max
- メモリ:64 GB
- DAW : Logic Pro
- バッファーサイズ : 256samples
- サンプリング レー ト : 48kHz.
- AIF : RME FIREFACE UFX
まとめ
西アジアから中東地域のどこか切なく、そして神秘的な雰囲気を纏った 木管楽器と、瞑想的なサウンドスケープが織りなすロマンのある音源だと感じました。
こうした民族楽器は、独特な「レガート(音と音の滑らかな繋がり)」 やビブラートをリアルに表現するのが本当に難しいのですが、『DESERT WINDS』は実際のレガート演奏を丁寧にサンプリングして いるので、鍵盤を弾くだけで驚くほどなめらかで生々しいフレーズが紡げます。
最大6種類のレガートタイプが用意されていて、ベロシティやキースイッチでリアルタイムに表情を切り替えられます。
「Microtuning モジュール」を活用して、中東特有の、西洋音階には ない絶妙な音律(マカームなど)もしっかり再現できます。メロディ一 音だけで、一気に異国へトリップさせてくれる表現力が魅力的です。
楽器だけじゃなく「砂漠」「空」「風」といった大自然や、太古の歴史 をテーマにしたサウンド・テクスチャが21種類収録されているのも面 白く、時間の経過とともに表情をブレンドし、常に変化し続ける有機的 な空間を作り出せます。
劇伴音楽やゲームサウンドはもちろん、「楽曲のイントロに圧倒的な空気感を足したい!」という時にも最高の相棒になってくれるでしょう。